今回はグランビルの法則についてです。かなりの方がご存知だとは思いますが、復習をかねてご覧ください。


視聴者様のメール紹介
「私はハーフスイング手法4時間足バージョンで闘っています。勝率は高いのですが、抜けが大きい時はエントリーポイントを逃してしまいます。ハーフスイング手法で使える120MAを20pips抜けたら押し戻しからエントリーすれば良い等の法則は無いでしょうか?」
これが今回のあきチャン先生視聴者様からのメールです。要はハーフスイング手法で使える法則を教えて下さいって感じです。ハーフスイング手法をご存知ない方はこちらを参考にして下さい。

あきチャン先生の回答はハーフスイングで使える法則というよりは、使えない場面があるからグランビルの法則を勉強しましょうというものでした。
グランビルの法則
基は株式取引に移動平均線を組み合わせたエントリー手法です。ジョセフ・グランビルさんが日足に200期間の移動平均線を組み合わせ、エントリーポイントを探るのに使用していました。グランビルの法則では「4つの買ポイント」と「4つの売りポイント」が存在します。
4つの買ポイントと4つの売りポイント
上の画像はグランビルの法則を説明するときに、たびたび用いられる図です。
黒丸1~4が買ポイント、赤丸1~4が売りポイントになります。買ポイントを反転させたのが売りポイントになるので、ここでは買ポイントについてまとめます。
1つ目のポイント
横向きの移動平均線を下から上抜くポイントです。ここでは移動平均線を上抜く大きく力強いローソクが立つのが特徴になります。トレンド転換の第1波を獲っていくパターンです。
2つ目のポイント
一旦移動平均線を上抜けた価格が、再び移動平均線に絡むポイントです。移動平均線から乖離し戻ってきたポイントです。あきチャン先生流に言うと3-1波です。
3つ目のポイント
2のポイントで上昇し移動平均線に寄ってきたポイントです。ここでは上昇の勢いが強いので、移動平均線に絡むことは少なくタッチもせずに上昇します。3-3波に該当します。
4つ目のポイント
上昇が終わり横向きになった移動平均線を下抜け、乖離した後乖離を埋めに行くポイントです。ここは完全に逆張りになります。綺麗なトレンドラインが引けて上抜けるような状況でなければ、手を出すのは止めましょう。
グランビルの法則まとめ
1は半分逆張り、4は完全に逆張りです。初心者の方は2と3のポイントを的確に獲れるようになりましょう。1のポイントで勝負をするならば親波をしっかりと確認し、ラス戻りを抜けたあたりから勝負をしましょう。
実際のチャートで見てみましょう
ここからは実際のチャートで見てみましょう。まずはFXでグランビルの法則を利用しているあきチャン先生と、数十年前に株式取引でグランビルの法則を利用しているグランビルさんとの違いです。
あきチャン先生のMA
あきチャン先生は4時間足に20.120.600.2400期間の移動平均線を組み合わせて使われています。これはグランビルさんの時代より取引量が増加し、価格変動が大きいためです。
グランビルさんのMA
グランビルさんは日足に200期間の移動平均線を組み合わせています。このチャートでは、5カ月に2回のエントリーチャンスしかありません。十分な価格変動がある現代においては、もう少し移動平均線の期間を下げ、エントリー回数を多くすることが得策だと考えるトレーダーが多いです。
長期間保有し続けるスインガーはともかく、デイトレーダーレベルであれば4時間足以下の時間足を使って、短期、中期、長期の移動平均線を組み合わせて使うのが現代のセオリーのようです。
実際のチャートでグランビルの法則を使ったエントリーポイントを見てみます。
ドルスイス
ドルスイスの4時間足チャートです。
1の買ポイントはラス押しを抜け押しを付けたポイントです。1時間足で見るとトレンドラインが引け、抜けるときに強烈な陽線が立っているので次の足からロングできます。
2の買ポイントは120期間の移動平均線をしっかりと抜けたことが確認できているので、あとは絡んでくるのを待ちます。120EMAに絡んできているポイントは下位足ではダブルボトムが確認できます。ネックライン抜けからエントリーできます。
3の買ポイントでは上昇の勢いがついているので120MA絡むことはありません。寄ってきてもかすかにタッチするレベルなので陽線が立ったらエントリーしましょう。
2と3の買ポイントがほぼダルボトムになっている理由
グランビルの法則は各期間の移動平均線に対して働きます。このチャートでは第1波が120期間のMAを突き抜けるのと同時に600期間のMAも突き抜けています。その結果2の買ポイントで120MAに法則が働き、3の買ポイントで600MAに法則が働いているためです
ドルカナダ
ドルカナダの4時間足チャートです。上昇と違い下落の場合は勢いが強いため1の売ポイントは狙いにくいです。なので120MAをしっかりと抜け戻りを付ける2,3の売ポイントが狙いやすいかと思います。
今回の1の売ポイントは勢いがすごいので乗るのは難しいです。
2の売ポイントはしっかりと120MAに絡み、トレンドラインも引けるため抜けからエントリーできます。
3の売ポイントは勢いが出るポイントです。120MAには絡みませんが、20MAにはしっかりと絡みグランビルの法則が働き下落しています。
ハーフスイングが使えない場面
視聴者様は2の売りポイントまでの戻りの最中に売りを仕掛けられたみたいです。この場面では120MAとの乖離が大きく、グランビルの法則によって120MAに引き付けられたところからショートをしましょうとのことでした。実際にチャートが出来上がってから見ると、20MAを下から上抜き、買ポイントを探らなければいけないように見えます。ちなにみ私も途中でショートをし刈られた側の人間です。
土曜勉強会151回まとめ
今回はグランビルの法則についてでした。ポイントは4つの売買ポイントが存在すること。グランビルの法則は各期間のMAに働くということです。もちろん上位のMAの方が強いので、下位のMAのグランビルの法則が働いているからと上位のMAには逆らわないようにしましょう。
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